保育雑誌PriPri「卒園飾りトータルコーデ」の製作実績

これまで保育雑誌「PriPri」の卒園式特集などで手がけてきた、ナベチンによる会場装飾の実例をご紹介します。
テーマごとに空間全体をコーディネートしているので、統一感のある飾り付けをしたい方はぜひ参考にしてみてください。

ペパクラメイトのメンバーになると、私が過去に作った卒園飾りのテンプレートが手に入ったり、詳しい作り方の動画が見れたり、使用する素材やコツなど、わからない部分があったらナベチンに質問したりできるので、入会していただくことで、安心して制作に取り組むことができますよ♪
【和モダン】卒園式会場のトータルコーディネート
保育雑誌『2026年PriPri 3月 卒園特別号』の「会場飾りトータルコーディネートアイデア集」において、プランニングと制作を担当した事例です。

伝統とオシャレ感を両立させた「和」のニュー・スタンダード
卒園式の和風装飾は、どうしても「お正月」のような雰囲気になりがちですが、本プランでは「今の保護者世代にも響くおしゃれな和モダン」を追求しました。
メインモチーフには「桜」を選び、薄ピンク・ホワイト・シルバーの3色を基調に設定。そこにアクセントとしてパープルとゴールドを効かせることで、式典にふさわしい華やかさと、現代的なオシャレ感を両立させています。
1. 壇上飾り:着物の帯と髪飾りから着想した立体造形
演壇飾りは、成人式の晴れ着を彩る「華やかな髪飾り」や「帯の結び方」からインスピレーションを得てデザインしました。
ピンクとシルバーのバイカラー・ペーパーファンを制作し、桜を模したペーパーフラワーや、ゴールドのサークルガーランドをレイヤード(重ね付け)することで、奥行きのあるドラマチックな空間を演出しています。

2. 看板飾り:余白を活かしたレイアウトの美学

式典の顔となる看板飾りも、全体のトーンを崩さずコーディネート。
あえて全面を装飾せず、対角線上(右上と左下)に要素を絞ることで、看板のホワイトスペースを美しく活かした、上品かつインパクトのあるレイアウトに仕上げました。
3. さくらの窓飾り:伝統モチーフを編み出した和の吊るし飾り
窓辺を彩る装飾には、空間に軽やかさと動きを与える「吊るしタイプ」を採用しました。
デザインの核となるのは、日本の伝統美を象徴する「菊の花」と「市松模様」をモチーフにしたペーパークラフトです。そこに可憐な「さくらの花」と、柔らかな質感のデコレーションボールをリズミカルに組み合わせることで、和の情緒が漂うモダンな吊るし飾りに仕上げています。
異なる形状のモチーフを一つのラインにバランスよく配置し、窓から差し込む光とともに「和モダン」の世界観を会場全体へ広げる、空間構成力を活かした作品です。

4. さくらの手まり風どこでも飾り:伝統文様と立体造形の競演

場所を選ばず、会場のどこにでも「和」のアクセントを添えられる置き型飾りのセットです。
メインとなるのは、紙を組み合わせて立体的に仕立てた「手まり」に、可憐な桜の花をあしらったオブジェ。そこに、日本の伝統的な「麻の葉模様」を緻密なカットで再現した背景パネルを組み合わせ、奥行きのあるデザインに仕上げました。
繊細な切り抜き加工と立体造形をセットにすることで、小さなスペースでも目を引く存在感を放ちます。平面的な壁面飾りとは一線を画す、クラフト作家ならではの技術が詰まった作品です。
5. さくらのコサージュ:異素材を編み込んだ重厚なディテール
卒園生の胸元を飾るコサージュは、複数の素材を巧みに組み合わせ、一生に一度の記念日にふさわしい特別感を演出しました。
主役となるのは、4層に贅沢に重ねることで奥行きを出した「さくらの花」。そこに、伝統的な水引の飾りや、光を捉えるキラキラ折り紙を合わせることで、ハレの日らしい輝きを添えています。
さらに、足元には刺繍糸を丁寧に束ねて作った自作のタッセルをプラス。紙・糸・水引という異なる質感を調和させることで、既製品にはない高級感と、手仕事のぬくもりを感じさせる逸品に仕上げています。

【シックグリーン】洗練された大人カラーの会場装飾
保育雑誌『PriPri 2025特別号 卒園ソング楽譜集』の「おめでとう会場飾り」コーナーにて、プランニングと制作を担当した事例です。

くすみカラーで彩る、カフェのような「大人おしゃれ」な空間
「卒園式=原色」というイメージを覆す、くすみグリーンのベースカラー。
大人っぽく落ち着いた雰囲気の中に、淡いピンクの花々を散りばめることで、ハレの日らしい温かみを添えたコーディネートです。
会場全体に共通のデザイン(葉っぱ・花・蝶々)と上質なグリーンの布素材を繰り返し使用することで、どの角度から見ても世界観が途切れない、高い統一感を実現しています。
1. くすみカラーのアーチ飾り:素材の重なりが魅せる高級感
メインとなる入場アーチは、蛇腹に折って立体感を出した葉の装飾と、柔らかなグリーンの布を絡ませてデザイン。
大きなリボンやガーランドをアクセントに添え、重厚感と気品を両立させました。
パイプ構造を活かした設営の工夫により、ボリュームのある華やかな入り口を演出しています。

2. 演壇&マイク飾り:地味なステージを「格式高い」舞台へ

簡素になりがちな演壇には、アーチと共通の布を纏うように配置。
布のドレープ(たるみ)が奥行きを生み、お花や蝶々のモチーフと相まって、主役である園児たちを引き立てる豪華なステージへと昇華させています。
3. 蝶々舞うフォトスポット:マジカルな演出を仕掛ける
「カフェ風のカラー」でまとめたフォトスポットです。蝶々の中心のみを固定し、羽を立ち上げることで壁から飛び出しているような立体感を演出。
左下から右上へ向かって蝶々が溢れ出すような配置は、「子供が息を吹いて蝶々が舞う」といったストーリー性のある写真撮影を可能にする、遊び心ある設計です。

4. お花とちょうちょのミニ看板:統一感を生むウェルカムボード

小規模な式典でも使いやすいミニサイズの看板です。ボール紙と茶色の画用紙を重ねて「額縁」のような質感を再現。
100円ショップのイーゼルにぴったりのサイズ感ながら、全体のシックグリーンコーデを象徴するアイコンとして機能します。
5. トピアリー風ミニ鉢花:ディテールまでこだわる空間演出
ペーパーポンポンをトピアリーに見立てた、ユニークな鉢花です。
テーマカラーのグリーンで統一し、アクセントに深みのある青緑のリボンを添えました。
倒れにくい安定した構造にするなど、現場での使いやすさにも配慮した実用的なアイテムです。

6. お花とリボンのコサージュ:会場と「リンク」する子供たちの胸元

3.5cmの太幅リボンに、会場装飾と同じデザインの小花を添えたコサージュ。
卒園生がこれを身に着けることで、子供たち自身が「会場装飾の一部」として完成される、トータルコーディネートの最終形です。
7. ちょうちょのプログラム:触角を表現した緻密なギミック
シリーズを通して登場する蝶々をモチーフにしたプログラム。
画用紙とコピー用紙を組み合わせた構造で、綴じた「麻紐」がそのまま蝶々の触角に見えるよう計算されています。
手に取った瞬間に「すごい!」と思わせる、ディテールへの執着が詰まった作品です。

【クール&ガーデン】ブルーで統一する大人シックな卒園装飾
保育雑誌『PriPri 2024特別号 卒園式決定版』にて、会場飾りのトータルコーディネートを担当した事例です。

凛とした美しさと「ガーデン」の瑞々しさを融合
ブルーを基調に、青緑・青紫・ホワイト・ゴールドを掛け合わせ、知的な大人っぽさを演出したプランです。
主役となるのは、画用紙の質感とカッティングの技術を詰め込んだ「フォルムの美しいペーパーフラワー」。
これに葉っぱや蝶々のモチーフを添えることで、屋内でありながら「洗練されたガーデン」のような開放感と、記念日にふさわしい重厚感を共存させています。
1. アーチ飾り:空中を舞う蝶とチュールのレイヤード
自立式アーチに、サイズ違いのペーパーフラワーを贅沢に配置。
フレームにチュールをあしらい、要所にネイビーのリボンを添えることで、甘さを抑えた上品な印象に仕上げました。
ワイヤーを使い、蝶が空中を舞っているように見せるアイデアも、この作品の隠れたポイントです。

2. 演壇&マイク飾り:透明感を添える異素材マジック
演壇の中央には、ひときわ目を引く大輪のフラワーを配し、小花やチュールでグラデーションを形成。
マイク飾りには純白の一輪を選び、透明感のあるチュールとリボンでまとめました。
声を発する場所だからこそ、品格と清潔感を感じさせるデザインに徹底しています。

3. 鉢花飾り:動きを生み出す「ひらひら」演出

会場の鉢花には、アーチと連動した蝶のモチーフをプラス。
まるで花の上を蝶が飛び交っているような動的な演出を施しました。
鉢の側面には、ペーパーフラワーと同じ画用紙で作った三角フラッグを飾り、細部までデザインの密度を高めています。
4. 祝電ボード飾り:フラッグで高めるお祝いムード
共通のモチーフを使いつつ、メッセージ入りのフラッグガーランドをレイアウト。
視認性を確保しながら、温かいメッセージがより一層際立つよう「お祝い感」を視覚的に強化しました。

5. 看板飾り:美しさと「読みやすさ」の両立

対角線上に配置したペーパーフラワーで豪華さを演出しつつ、最も重要な「卒園式」の文字は、丸囲みの袋文字に。
デザイン性が高くても文字が埋もれない、看板としての機能を計算し尽くした構成です。
6. 椅子飾り:手間を最小限に、効果を最大に
数が必要な椅子飾りは、一点の大きなフラワーをメインに据え、チュールとリボンを合わせることで制作効率とデザイン性を両立。
会場全体に並んだ際の統一感は圧巻です。

7. 吊るし飾り:空間を「ガーデン」へ変える軽やかな装飾

天井からは蝶と白い花々を吊るし、ガーデン風のテーマを垂直方向へも展開。
会場全体が優しく包み込まれるような、幻想的な空間作りを目指しました。
8. コサージュ:持ち帰りたくなる「ミニチュア・ガーデン」
最小サイズのペーパーフラワーに、繊細な葉とリボンをあしらったコサージュ。
会場の大きな花々がそのまま小さくなったような仕上がりで、卒園生が誇らしく身に着け、大切に持ち帰りたくなるクオリティを追求しました。

【パステルフラワー】色彩が響き合うエレガントなアーチ装飾
保育雑誌『PriPri 2020特別号 卒園式大特集』にて、メイン会場飾りのプランニングと制作を担当した事例です。
構造からデザインする、圧倒的な存在感のフラワーアーチ
会場の主役となるのは、パステルカラーの優しさと、洗練された華やかさを両立させた巨大なフラワーアーチです。
このアーチは、長方形の大きな段ボールの底辺を逆アーチ状にカットするという独自の構造設計から生まれました。そこに、色とりどりのポンポンフラワーを隙間なく敷き詰め、ポイントとして大輪のジャンボローズを配することで、単なる「可愛い」だけではない、気品に満ちた特別な空間を作り上げています。


質感と色彩のグラデーション「フリンジ・リボン」
アーチの下から流れるように垂れ下がっている青い帯は、こだわりの演出の一つです。
あえて既製品のリボンを使わず、絶妙にトーンの異なる複数の水色の布を細く切り裂いて制作しました。
これらを裏面から丁寧に貼り合わせることで、風に揺れるたびに色彩が重なり合い、空間に奥行きと透明感を与えています。
メインのアーチ飾りを軸に、演壇&マイク飾り、鉢花飾り、椅子飾り、階段飾りにいたるまで、すべての装飾を同コンセプトでトータルコーディネートしました。
【バルーン・エレガンス】多層的な質感で魅せるフォトブース
保育雑誌『PriPri 2019年特別号 卒園式大特集』にて、卒園式用のフォトブースのプランニングと制作を担当した事例です。

空間を埋め尽くす、圧倒的なボリュームのバルーンガーランド
特別な日の記念撮影を華やかに演出するため、最新の装飾テクニックである「バルーンガーランド」をメインに据えました。
無数のバルーンをテグスで緻密に絡ませていくことで、平面的な飾りでは決して出せない、立体的で躍動感のある豪華なデコレーションを実現しています。
甘さを抑えた、大人の「上品エレガント」な配色
カラーコーディネートには、卒園の定番であるピンクを基調としつつ、ホワイト、クリーム、ゴールドを絶妙な比率でブレンド。
あえて彩度を抑えた配色にすることで、子供らしさの中に「門出を祝う儀式」としての品格をプラスしました。
この洗練されたカラーバランスは、卒園式だけでなくウェディングシーンでもそのまま通用するほどの高い完成度を誇ります。
異素材のレイヤードが生む、ナチュラルな美しさ
バルーンの光沢感に、おはながみのペーパーフラワーや造花のグリーンをあえてミックス。
異なる質感を隙間に挟み込むことで、バルーン特有の派手さを適度にいなし、オーガニックで温かみのある印象をプラスしました。
細部まで異素材を重ねる(レイヤードする)ことで、写真に撮った際にもディテールの美しさが際立つよう計算しています。

【パステル・ポップ】色彩が躍るハッピーなフォトブース
保育雑誌『PriPri 2018年2月号 卒園式デコレーション』にて、プランニングと制作を担当した事例です。

5色のパステルカラーが織りなす「門出の祝福」
子供たちの新しいステージへの一歩を象徴するような、明るく希望に満ちたカラフルな世界観を構築しました。
使用したのは、イエロー、ピンク、ブルー、パープル、ホワイトの5色の紙素材。
多色使いながらも、すべてのトーンをパステルに統一することで、ポップさと可愛らしさが絶妙に調和した、多幸感あふれるフォトスポットに仕上げています。
垂直と水平を活かした立体的な空間構成
壁面には、クレープペーパーをストライプ状にレイアウト。そこにペーパーファンやペーパーポンポン、ガーランドを重ねることで、フラットな壁面に奥行きを生み出しています。
さらに、左右にはレインボーカラーの大型ポンポンを配置。それぞれに同色のバルーンを6個ずつ絡ませることで、左右のボリュームを強調し、被写体となる子供たちが中央でパッと引き立つようなフレーム(額縁)効果を狙っています。

撮影シーンを彩る「映え」のディテール
単なる「壁飾り」に留まらず、吊るし飾りによる高さの演出や、異なるペーパー素材の組み合わせにより、どの角度から撮っても華やかな写真が残せるよう設計しています。クラフト作家としての造形力と、空間をトータルで捉えるプランニング力を集約した作品です。
プロのノウハウを、あなたの手に。
今回ご紹介した卒園式のトータルコーディネート。実は、これらを構成している一つひとつの要素は、基本的なペーパークラフトの技法を組み合わせ、デザインの法則に則って作られています。
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