東京・西荻窪のレトロ空間で出会うマルシェ「西荻手しごと市」に初出展!販売してみた感想をレビュー

初めてマルシェに出展してみました!
ハンドメイド作家として作品を販売するようになってから3年以上になりますが、最初からオンラインショップでの販売をスタートしたので、実はマルシェでの対面販売は今回が初めて。
「出展者としてお店を出すと、どんな感じなんだろう?」
「実際にどれくらいお客さんが来て、どれくらい売れるんだろう?」
初めてのマルシェ出展ということで分からないことだらけでしたが、今回は東京・西荻窪で開催されている「西荻手しごと市」に出展してきました。
この記事では、初めてマルシェに出展してみて分かったことや、実際の売上、客層、ブースの様子、出店して感じたことなどを、できるだけリアルにレビューしてみたいと思います。
初めてのマルシェに「西荻手しごと市」を選んだ理由
今回、初出展の場所として選んだのが「西荻手しごと市」です。
理由はシンプルで、自宅から比較的近かったから。
初めてのマルシェなので、いきなり遠い場所に大量の商品を持っていくのはちょっと不安です。
できれば自転車で行けるくらいの近場がいいなと思って探していたところ、西荻手しごと市を発見しました。
問い合わせてみたところ、自転車も停めておけるということで、移動や搬入の不安もなくなりました。
それから、出展料2500円で、テーブル&椅子も無料で貸してくれるリーズナブルさも決め手のポイントでした!
最初に開催場所を見たときは、
「なかなか渋い場所でやるんだな〜」
というのが正直な印象(笑)。
でも、なんとなくゆる〜くアットホームな雰囲気を感じたので、「初めてなら、こういうところがいいかも」と思い、出店してみることにしました。
今回はInstagramで1回告知したくらいで、知り合いにも特に声をかけていません。
つまり、今回のお客さんは基本的に「ハピバクラフト」を知らない人たち。
自分の作品をまったく知らない人が、実際にどれくらい興味を持って足を止めてくれるのか。
そこも今回のマルシェ出展で楽しみにしていたところです。
マルシェ初出展に向けて準備開始!
西荻手しごと市の出展者一人分のスペースは110cm×110cm。
「110cm×110cmなら、そこそこ並べられるかな?」と思っていたのですが、実はこのサイズ、テーブルだけの大きさではありませんでした。
当日分かったのですが、110cm×110cmというのは、出展者が座るスペースも含めた1人分のスペース全体という意味。
実際に商品を並べるテーブルは、幅90〜100cm、奥行60〜70cmくらいという印象でした。
そのため、マルシェ当日は「思っていたよりテーブルが小さい!」となりました。
とはいえ、出店が決まった段階ではそんなことは分からなかったので、とりあえず季節に合わせた作品をいろいろ制作。
「できるだけたくさん持っていって、並べられるかどうかは後で考えよう!」
くらいの感じで準備しました。
ブースのディスプレイを考えるのが意外と楽しい!
マルシェ出店の1週間くらい前になって、そろそろブースのイメージも考えないと……と思い、ネットで他のマルシェの出店写真をリサーチ。
すると、商品をただテーブルに並べるだけではなく、階段のように段差をつけたり、背面にボードを置いてガーランドを飾ったり、限られたスペースでも目立つように工夫しているブースがたくさんありました。
「これは自分もできる範囲でやってみよう!」
ということで、自分のアトリエの机の上でブースをシミュレーション。
これがやってみると意外と楽しい(笑)。


もともとパーティーデコレーションを作っているので、「どうやったら商品がかわいく見えるか?」を考えるのは、普段の制作にも少し通じるものがあります。
初出店にしては、それなりに形になったので、
「これは当日ちょっと楽しみだな!」
と、だんだんワクワクしてきました。
いよいよ「西荻手しごと市」当日!
当日は多少迷いながらも、無事に会場へ到着。



西荻手しごと市は、「井荻會舘(いおぎかいかん)」という歴史のある建物で開催されています。
なんと築約94年!(2026年8月調べ)
こんなレトロな木造建築で開催されるハンドメイドマーケットって、かなり珍しいですよね。
むしろ、この建物そのものが「西荻手しごと市」の独特な雰囲気を作っているような感じがします。
中に入ってみると、外から想像していたよりも天井が高く、スペースも広々。

今回の私のブース(ハピバクラフト)は、入口からすぐの場所でした。
初出展だったので、「もしかして優遇してくれたのかな?」なんて勝手に思いつつ(笑)、さっそく商品の陳列をスタート。
テーブルが想定より小さかったので商品がぎゅうぎゅうに……
ところが、ここでちょっとした誤算。
事前に想定していた110cm×110cmよりも、実際の商品を置くテーブルは少々コンパクトでした。
用意してきた商品を並べてみると……
かなりのてんこ盛り状態になりました(笑)。
なんとか商品を全部並べ、背面にはセリアで購入したワイヤーネットを設置。
そこにガーランドを飾って、なんとか事前に考えていたブースの形に近づけることができました。

テーブルと椅子は主催者側で用意してくれるので、自分で持っていく必要はありません。
追加料金もかかりませんでした。
ちなみに、用意されている椅子は少し低め。膝が悪い人には、パイプ椅子を貸してくれるそうです。
こういうところは、初めて出展する人にとってもありがたいですね。
出展料の支払いについて
出展料の2,500円は、最初に受付で支払うのではなく、マルシェがスタートしてしばらくしてから、主催者の方が1店ずつ回ってきて集金するスタイルでした。
領収書もちゃんといただくことができました。
今回は現金のみで出店。
PayPayなどのキャッシュレス決済にも対応していませんでしたが、意外と「PayPay使えますか?」と聞かれることもありませんでした。
今後、他のマルシェに出店することを考えると、キャッシュレス決済への対応は検討してもいいかなと思っています。
他の出展者さんの印象は?
初めてのマルシェということで、実は「常連さんばかりだったらアウェイ感がすごいのでは……?」と少し心配していました。
でも、そんな心配はほとんど必要ありませんでした。
向かいやお隣の出店者さんは皆さんとても優しく、分からないことを聞くと気さくに教えてくれます。
常連の出展者さんも多かったようで、出店者同士はみんな顔見知りという雰囲気。
それでも、新しく参加した自分が「完全アウェイ」という感じになることはありませんでした。
むしろ、他の出展者さんから、
「このマルシェがおすすめですよ」
とか、
「こういうところで委託販売しているよ」
など、いろいろな情報を教えてもらうことができました。
これは初出展ならではの大きな収穫だったと思います。
西荻手しごと市は「売る」だけじゃない雰囲気
今回出展してみて感じたのは、このマルシェは「とにかくガツガツ売る!」という雰囲気ではないということ。
もちろん皆さん商品を販売しているのですが、このマルシェに参加すること自体を楽しんでいるような印象がありました。
出展者さん同士で他のブースを見て回ったり、気に入った商品があれば実際に購入したり。
「出展者でありながら、お客さんとしても楽しんでいる」
そんな感じです。
今回一緒に来ていた妻も、娘へのお土産としてかわいいキーホルダーを購入。
さらにパンやお菓子なども買っていました。
こういう雰囲気は、個人的にはかなり好きでした。
客層はどんな人が多かった?
今回は1回しか出店していないので、あくまで「今回参加してみての印象」ですが、若い人はそれほど多くなかったように感じました。
どちらかというと40〜60代くらいの方が多め。
女性が比較的多く、感覚的には女性7:男性3くらいでしょうか。
一人で来場している人も意外と多く、夫婦やカップル、親子連れもいました。
親子連れは全体の2〜3割くらいという印象。
外国人のお客さんも1組だけ見かけました。
夏らしく浴衣で来ている粋なお客さんも何人かいて、そういう方は一つひとつのブースを時間をかけて見て回っていました。
興味を持ってくれた人はどんな人?
今回、ハピバクラフトのブースに立ち止まってくれた人のうち、感覚的には3〜4割くらいの方が購入してくれた印象です。
ただ、服やアクセサリーなど、目的を持ってマルシェに来ている人は、ハピバクラフトのブースをそのまま素通りするケースも少なくありませんでした。
これは今回出展してみて、かなり勉強になったところ。
ハピバクラフトの商品は、誕生日やパーティーなどの「お祝い」や「飾り付け」に使うものが中心なので、やっぱりターゲットとなるお客さんがある程度限られるんですよね。
実際に見ていて、
- 若いカップル
- 若い夫婦
- 中高生くらいの子どもと一緒に来ているママ
などは、比較的商品との相性が良さそうでした。
一方で、桜の花手鞠の手作りキットは少し違った反応がありました。
完成品を吊るしてディスプレイしておいたところ、高齢の女性から、
「これ素敵ね!」
と反応してもらえることが多かったんです。
商品によって、興味を持ってくれるお客さんの層がかなり違うんだな、と実感しました。
朝一番に商品が売れて「これは幸先いいぞ!」と思った
西荻手しごと市は10時スタート。
始まってすぐにお客さんが入ってきたので、楽しみにしている常連のお客さんは結構いるのかもしれません。
そして、うちのブースでもかなり早い時間に2品購入してくれた方がいました。
「おっ、これは幸先いいぞ!」
そのときは本気でそう思いました(笑)。
その後もお客さんは少しずつ増えてきましたが、今回の印象では、ものすごく大きなピークがあった感じではありません。
強いて言えば、正午前後が一番人が多かったかな?というくらい。
ただ、まだ1回しか出店していないので、これはあくまで今回参加してみての個人的な印象です。
実際にどれくらい売れた?初出展の売上を公開
ここは、これから西荻手しごと市に出店してみようと思っている人が一番気になるところかもしれません。
今回、ハピバクラフトで売れたのは9品でした。
売上は約8,000円ほどでした。
出店料が2,500円なので、単純に考えれば出店料分を引いて約5,500円。
ただ、朝10時から夕方17時までの時間を考えると、「しっかり元が取れた!」とは正直言いにくいところです。
とはいえ、今回は初めてのマルシェ。
売上だけでは測れない収穫もかなりありました。
実際にお客さんが自分の商品を手に取るところを見ることができたり、直接感想を聞けたり、他の作家さんから情報をもらえたり。
そう考えると、初出店の経験値としてはかなりプラスだったと思っています。
今回一番反応が良かったアイテムは?
今回は8月末ということで、季節的にちょっと微妙なタイミングでした。
そこで、夏向けのひまわりアイテムと、少し先のハロウィンアイテムの両方を用意。
結果としては、この先に飾る時期が来るハロウィンガーランドがよく売れました。
また、飛び出すカードの手作りキットにもいい反応がありました。
一方で、お祝い袋やポップアップカードは、手に取って見てくれる人はいましたが、今は必要ないのか、買ってくれた人はいななかったです。あと、クリスマスアイテムは完全に時期が速すぎたのと、見える場所にも置いてなかったので、誰もその存在に気がついてなかったかもしれません。(笑)
やっぱりマルシェでは「今欲しいもの」「これから使うもの」という季節感がかなり大事なんだなと改めて感じました。
次回の西荻手しごと市は9月末。
今回よりもハロウィンが近くなるので、次回はハロウィンアイテムをもう少し増やしてみようと思っています。
「私にも作れるかしら?」手作りキットへのリアルな反応
手作りキットでは、お客さんから、
「どのくらいで作れますか?」
「私にも作れるかしら?」
といった質問をいただきました。
こういう反応を直接聞けるのも、対面販売ならではですね。
桜の花手鞠の手作りキットを見て、「すごく素敵」と言ってくださる方もいました。
ただ、素敵だと思っても「自分に作れるかな?」と不安になる。
これは、手作りキットを販売する側としても、とても参考になるリアルな声でした。
次回は改善したいと思ったポイント
今回の一番の反省点は、ズバリ商品を並べすぎたこと。
ぎゅうぎゅう詰めで商品一つ一つの全体像が見えずらく、せっかくの商品の一つひとつの魅力が伝わりにくさせてしまった。
中には、商品が他の商品に埋もれてしまって、お客さんに存在そのものに気づいてもらえていなかったものもあったと思います。
次回は、商品数を少し絞って、もっと一つひとつの商品が見やすいディスプレイにしたいと思っています。
そして、もう一つ改善したいのがPOP。
商品を置くだけではなく、
「これは何に使えるのか?」
「どんなところが魅力なのか?」
が一目で分かるPOPを、もう少ししっかり作ったほうがよかったなと思いました。
支払い方法について
初めてのマルシェなので、お釣りもしっかり準備していきました。
ところが……
万札を出した人は一人もいませんでした(笑)。
キャッシュレス決済もやっぱり必要かな?と思ったけど、現金のみでも全然問題なかったです。
「PayPayくらいは対応したほうがいいかな?」と思っていたのですが、今回の出店ではキャッシュレス決済を求められることもありませんでした。
キャッシュレス決済については、今後いろいろなマルシェに出店してみながら考えていこうと思います。
搬入・撤収はやっぱり初めてだと時間がかかる
搬入はかなり早めに現地に行ったので一番に完成したぐらいでしたが、やっぱり初めてということもあって、商品を並べるのには少し時間がかかりました。
そして、意外と大変だったのが撤収。
片付けに手間取ってしまい、気づいたら出展者の中で一番最後になっていました。
「やばい、早く片付けないと……」
と、ちょっと焦りました(笑)。
次回はもう少しスムーズに片付けられるように、持っていくものや収納方法も工夫したいところです。
午後3時を過ぎると、かなりゆったりした雰囲気に
今回、3時を過ぎたあたりから、新規のお客さんがほぼ居ない時間が長くなってきました。
17時終了なので、残り2時間。
この時間になると、出店者さん同士で他のブースを見て回ったり、お話したりして過ごす人も増えてきます。
西荻手しごと市自体が、最後まで「売るぞ!」という感じではなく、かなりゆったりした雰囲気なんですよね。
ただ、僕はまだ知り合いの出店者さんがほとんどいないので、お客さんが全然来ない時間帯は、正直ちょっと辛かったです(笑)。
何もすることがないまま、ただ座って待っているのって、思っていた以上に暇なんですよね。
なので、次回は何か簡単に制作できるものを持っていって、暇な時間は作品を作る時間にするのもいいかなと思っています。
マルシェ出展は「情報交換の場」にもなる
今回、個人的にかなり大きな収穫だったのが、他の出店者さんとの交流です。
まだ他のマルシェに出展した経験がほとんどないので、
「都内なら、ここがおすすめですよ」
「こういうところにも出展してみたら?」
といった情報を色々教えてもらえました。
さらに、みんなが利用している委託販売ショップの情報まで教えてもらったり。
オンラインショップだけで活動していたら、こういう情報はなかなか入ってきません。
「マルシェって、単に商品を売る場所じゃないんだな」
というのも、今回初めて実感しました。
次回はワークショップにも挑戦してみたい!
実は、今回の西荻手しごと市には、ワークショップでの出展もできます。
なので、次回はワークショップをやってみようか、ちょっと悩んでいます。
マルシェでは、どうしても「目的の商品がない人」はそのまま通り過ぎてしまいます。
でも、ワークショップなら、
「ちょっとやってみようかな」
というきっかけを作ることができます。
100円くらいのくじ引きで何かプレゼントするような企画も、客寄せとして面白そう。
こういう「体験型」の企画は、アクセサリーなどの作品を販売する作家さんとは違って、ペーパークラフト作家だからこそできることかもしれません。
このあたりは、次回に向けていろいろ考えてみたいと思います。
西荻手しごと市に初出展してみた感想
初めてのマルシェ出展。
売上だけを見ると、正直「めちゃくちゃ儲かった!」という結果ではありませんでした。
でも、個人的には出展してよかったと思っています。
実際のお客さんが作品を見たときにどんな反応をするのか。
どの商品に興味を持ってくれるのか。
どんな質問をされるのか。
そして、どんな人がマルシェに来るのか。
こういうことは、オンラインショップで販売しているだけではなかなか分かりません。
今回の出展を通して、「こういう商品が見られるんだ」「このくらいの商品数だと多すぎるな」「もっとPOPを工夫したほうがいいな」など、たくさんの課題も見つかりました。
それと同時に、他の出展者さんと知り合えたことも大きな収穫でした。
初めてのマルシェとして、西荻手しごと市を選んだのは、結果的によかったと思います。
ということで、来月も出展申し込みをしておきました!
次回は9月末。
ハロウィンアイテムをもう少し増やして、商品をぎゅうぎゅうに並べすぎないようにして、POPもしっかり改善。
そして、できればワークショップにも挑戦してみたいと思っています。
今回は西荻手しごと市でしたが、今後は東京近郊のいろいろなマルシェにも参加してみる予定です。
初めてマルシェに出展してみたら、思っていた以上に「売る」以外の発見がたくさんありました。
これからも実際に出展したマルシェについて、「どんな場所だった?」「どんなお客さんが来た?」「実際どれくらい売れた?」など、できるだけリアルな感想をこのブログでレビューしていこうと思います!

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